コラム

エレベーターが故障する原因は?日頃からできる予防策と対処法を解説

エレベーターは毎日のように使用する設備だからこそ、「急に動かなくなった」「異音や振動が気になる」といった故障や不具合は、できるだけ避けたいと考える管理者の方も多いでしょう。

エレベーターの故障には、部品の経年劣化や水濡れ、部品の破損など、さまざまな原因があります。

また、故障ではなく、安全装置が作動したことで一時的に停止する可能性もあります。

本記事では、香川県を拠点にエレベーター保守点検を行うHACHIMINEが、エレベーターが故障する主な原因や、故障時の正しい対処法をわかりやすく解説します。

エレベーターを安全に使い続けるために、日頃からできる予防法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

エレベーターが故障する主な原因

エレベーターは多くの機械部品や電気部品、電子基板などが組み合わさって動作しており、さまざまな原因で故障する可能性があります。

例えば、長期間の使用による劣化はもちろん、使用する環境や部品の状態などが原因で不具合が発生することもあります。

エレベーターが故障する主な原因を、詳しく解説するので目を通してみてください。

部品の経年劣化

集合住宅や商業施設、オフィスなど、毎日のようにエレベーターを使用する場合、昇降や扉の開閉などによって、モーターやブレーキ、ワイヤーロープ、制御装置などは徐々に摩耗し、性能が低下していきます。

部品の劣化が進むと異音や振動、扉が開閉する際の違和感など、さまざまな異常が現れるため、故障の前兆として考えるとよいでしょう。

■部品の経年劣化による故障の前兆例

  • 動作が遅くなる
  • 扉が閉まりにくい
  • 異音や振動が増える
  • 停止位置がずれる

部品が劣化したまま使用し続けると、故障や重大な事故につながる可能性もあります。

また、長期間使用しているエレベーターはメーカー側でも部品供給が難しくなる場合があります。

基板の水濡れ・浸水による故障

エレベーターの制御を担う基板は、湿気や水濡れに弱い精密機器です。

エレベーターは基本的に建物内にあるため、水害を受けにくいように思われることも多いでしょう。

しかし、以下の環境では水分がエレベーター設備に入り込んだり、結露が発生したりして、、基板や電気系統に影響を及ぼす可能性があります。

■エレベーター内部の水濡れが起きる主な原因

  • 機械室の換気不足
  • 雨水の侵入
  • 台風時の浸水
  • 結露による水滴の付着

水濡れによって基板がショートしたり腐食したりすると、前触れなく突然エレベーターが停止する原因にもなるため、注意が必要です。

部品の破損や不具合

部品の破損には、経年劣化だけでなく使用環境や外部からの衝撃など、さまざまな要因が考えられます。

■部品の破損や不具合につながる主な原因

  • 扉への強い衝撃
  • 設備への過度な負荷
  • 利用者の無理な操作

部品の破損は外からでは見つけにくいため、保守業者による定期的な点検が肝心です。

異物の侵入やセンサーの不具合

エレベーターは扉の開閉やかごの位置などを検知するさまざまなセンサーを使用することで、安全な運行を保っています。

しかし、以下の原因でセンサーの誤作動が起き、故障につながる可能性があります。

■センサー異常が起きる主な原因

  • ゴミやホコリの付着
  • 虫などの侵入
  • 扉レールへの異物混入
  • センサーの経年劣化

センサーが反応しなかったり、扉のレールなどに異物が入り込んだりすると、正常な運転ができません。

故障以外でもエレベーターは停止することがある

エレベーターが停止したからといって、必ずしも設備が故障しているとは限りません。

地震や停電などが発生した際には保護機能が働き、自動でエレベーターの運転を停止するケースもあります。

■エレベーターが故障以外で停止する主な原因

  • 停電
  • 落雷による電圧変動
  • 安全装置の作動
  • 過負荷(定員オーバー)
  • 地震感知装置の作動

エレベーターが止まった時は、故障ではなく安全を確保するための停止である可能性もあるため、まずは業者に確認することが大切です。

エレベーターの故障を予防する方法

エレベーターの故障はさまざまな原因によって引き起こされるため、完全に防ぐことは難しいと言えます。

しかし、日頃から適切な管理や点検を行っておけば、エレベーターが急に故障したり、事故が起こったりすることを未然に防げる可能性は高くなるでしょう。

エレベーターの故障やトラブルを抑えるための方法を3つ紹介します。

定期的に保守点検を行う

エレベーターを安全に利用し続けるためには、専門業者による定期的な保守点検が重要です。

保守点検では、エレベーターの各部を確認し、部品の劣化や摩耗、不具合などがないかをチェックします。

目に見える異常だけでなく、専門的な知識がなければ気付きにくい部分まで確認できることも、保守点検を行うメリットです。

点検によって部品の劣化などを早期に発見できれば、故障する前に修理や部品交換などの対応を検討できます。

エレベーターが故障してから修理するのではなく、故障する前に異常を発見するという意識で、適切な保守点検を行いましょう。

異変を感じたらすぐに業者に確認してもらう

エレベーターを利用していて、普段とは違う異音や振動、扉の開閉時の違和感などを感じた場合は、早めに保守業者へ相談しましょう。

「建物が古いから仕方ない」「動いているから大丈夫」と放置してしまうと、後から大きな故障や事故につながる可能性があります。

早期の対応によって大きな故障を防ぎ、修理期間や費用も抑えられる可能性があるため、違和感がある時はお気軽にお問い合わせください。

長期間使用している場合は交換・リニューアルも検討する

国税庁では、税務上の減価償却に用いるためのエレベーターの法定耐用年数を17年と設定しています。

メーカーでは耐用年数として約20年を目安に考えている会社が多いですが、設置状況や利用頻度によっても異なるのが実情です。

ただし、エレベーターを導入してから数十年が経っている場合、部品の供給が終了しているなど、故障した際に修理が難しくなるケースもあります。

長期間使用を続けているエレベーターは保守点検を行いながら設備の状態を確認し、必要に応じて交換やリニューアルを検討することも大切です。

リニューアルを行うことで、安全性の向上や故障リスクを抑えるだけでなく、機種によっては消費電力量の削減につながる場合もあります。

エレベーターが故障した際の対処法

エレベーターの保守点検などをしっかり行っていても、予測不可能な原因により、突然止まったり故障したりする可能性はあります。

万が一、エレベーターが故障した際に利用者の安全を確保し、復旧するための対処法を解説します。

速やかに保守業者に連絡する

エレベーターが動かない、扉が正常に開閉しないなどの異常が発生した場合は、速やかに保守業者へ連絡しましょう。

エレベーターは複数の部品や電気設備によって構成されているため、原因を特定するには専門的な知識が必要です。

自己判断で設備を操作したり、部品を取り外したりすると、さらなる故障や事故につながる可能性があります。

故障の状況や発生した時間、異音や振動などの症状を可能な範囲で伝えると、早期の原因発見や復旧に役立ちます。

人が乗っている場合は安全確認を行う

エレベーター内に人が乗っている場合は、まずインターホンなどで状況を確認し、相手を落ち着かせることを最優先にしましょう。

急にエレベーターが止まり閉じ込められるとパニックになることもめずらしくありませんが、無理に扉をこじ開けようとしたり、出ようとしたりすると大変危険です。

救出は保守業者など専門家に任せ、体調不良など緊急性が高い場合は消防への連絡も検討しましょう。

各階の乗り場を封鎖する

エレベーターが故障して運転を停止している場合は、利用者が誤って乗り込まないよう、各階の乗り場を必要に応じて封鎖しましょう。

「故障中」「使用禁止」などの表示を設置し、利用者にエレベーターが使用できないことを分かりやすく伝えることが大切です。

もし、一時的にエレベーターが復旧したように見えても、二次被害を防ぐために、保守業者による安全確認が済むまでは使用を再開しないようにしましょう。

エレベーターの故障原因に関するよくある質問

エレベーターの故障原因に関するよくある質問にお答えします。

エレベーターの故障は何年くらいで増える?

エレベーターのメーカーでは耐用年数を約20年と考えており、それを超えると部品や基板に経年劣化が生じる可能性があります。

ただし、エレベーターの使用年数に関係なく、定期的な点検で故障の原因となる不具合がないかしっかり確認しておくことが大切です。

エレベーターが故障する前兆はある?

エレベーターの故障原因が部品の不具合による場合、前触れとして異音や振動などが増える可能性があります。

エレベーターを使用していつもと違うと感じた時は、早めに保守業者に点検を依頼しましょう。

エレベーターが故障したら自分で直せる?

エレベーターには、さまざまな機械部品や電気設備、安全装置などが使用されています。

自己判断で分解したり修理しようとしたりすると、事故や故障の拡大につながる可能性があるため、専門業者に対応を任せましょう。

まとめ:エレベーターの故障原因は定期点検で早期発見を!

エレベーターの故障原因は、部品の経年劣化や基板の水濡れ・浸水、部品の破損や不具合、異物の侵入などさまざまです。

また、地震や停電などによって安全装置が作動し、故障ではなく一時的に停止する場合もあります。

故障を完全に防ぐことは難しいものの、保守業者に定期的な点検を依頼すれば、部品の劣化や異常を早期に発見し、故障する前に修理や交換などの対応が検討できるでしょう。

HACHIMINEは四国・香川県を拠点にエレベーター保守を行っており、安心と信頼性の高いメンテナンスを提供しています。

エレベーターを安全に利用し続けるためにも、保守点検のご相談はHACHIMINEまで気軽にお問い合わせください。

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